借金
借金していなかったのかな?
銀行の毎月の利用明細などから、お金の動きを調査します。
また、相続人という地位を利用して、信用情報機関に亡くなった方の信用情報の開示を求めることもできます。
しかしながら、借金している相手がサラ金や怖い関係の人の場合、なかなか話がスムーズに進まない場合もあります。まずはご相談下さい。
住宅ローン
夫が亡くなった場合、住宅ローンが残っている夫名義の自宅はどうなるの?
住宅ローンを完済しないうちに名義人が亡くなってしまった場合、その家に住み続けるためには相続人がその後もローンを払い続けていかなければならないと思っていらっしゃる方が非常に多いです。
ですが、これは住宅ローンの組み方によります。
例えば、住宅ローンと同時に団体信用生命保険にも加入している場合には、亡くなった時点でまだローンが残っていても、原則としてその団体信用生命保険から支払われるため、残っていたローンはなくなり残金返済の必要はありません。
ですので、住宅ローンが残っている場合には、団体信用生命保険に加入しているかどうかを必ず調査しましょう。
保証債務
身内も把握していない人の借金の保証人になっていた!?
亡くなった方が誰かの連帯保証人になっていた場合、そもそも連帯保証人になったことをご家族に内緒にしていたり、ご自身でも忘れてしまっていたりすることも少なくありません。
また、保証債務については、「連帯保証債務を負っていますよ」と、何かの帳簿に記録が残っているわけではありませんので、調査の手がかりとなるものが少ない点が特徴です。そのため、調査の難易度が高く、慎重に調査する必要があります。
賃借物件
お住まいが賃借物件だった場合
遺品の中の賃貸借契約書などから、どこの家を借りているのかを確認することになります。そして、相続人の方がそのまま借り続けるのか、または賃貸人にお返しするのかを決めます。
もしお亡くなりになった方が賃料の支払いを怠っていた場合には、相続人がその未納分を支払うことになります。
個人事業者
個人事業を営んでいた場合
確定申告書、日々の帳簿、契約書などで調査を行います。
個人事業主の場合、どんなに規模が小さくても何らかの買掛金や未払金があることが多いです。